反ダンピング関税に関してトランプ政権を調べた


日本への反ダンピング関税に関して米国商務省長官と通商代表と鉄鋼業との関連を調べてみた。



日本の経済産業省に当たる商務省ウィルバー・ロス長官(以下 ロス長官)

日本の経済産業大臣に当たり閣僚級で大使権限も持っているのがアメリカ合衆国通商代表部ロバート・ライトハイザー通商代表(以下 ライトハザー代表)


彼らを調べてみると鉄鋼業に関して過去に関わりがある事が分かる。


彼らの思考・言動は修正を交えながらも一貫しており、時系列で追うと現在の日本をはじめとした半ダンピング関税措置は当然の成り行きと分かる。

今後、日本が輸出入で調整をし米国に有利な状況を取らない限り反ダンピング関税は続くだろう。

今は鉄鋼関連だけだが今後は農業に関して、いいがかりをつけてでも米国の農産物を輸入しろと迫ってくる可能性が高いと推測される。




[時系列で二人にまつわるニュースを読み進めてみた]

1)ロス長官は過去にトランプの債務を無くす手伝いをし大統領選で参謀になる前から親密であり住まいも近所である。

2)昨年11月に商務長官候補としてロス氏が候補に挙がり知日・親日派と伝えられる。

3)今年1月3日 トランプは米通商代表に対中強硬派=鉄鋼で圧力を掛けると見られる-ライトハイザー元次席を指名すると発表。

4)1月10日 トランプは商務長官にウィルバー・ロス氏に指名すると発表。

同氏は著名投資家で、鉄鋼や繊維など八方ふさがりの状態に陥って関税による貿易障壁に頼らざるを得なくなった国内産業を守ってきた経歴を持つ。

5)2月27日 米上院、商務長官にロス氏を承認

6)4月18日 ロス米商務長官が安倍首相と会談を予定>ペンス副大統領らと会談に臨みペンス氏が「日米経済の枠組みについて明らかにできることを楽しみにしている」とコメント。

7)5月5日 麻生財務大臣はロス米商務長官と会談し「貿易赤字の話にならなかった」とコメント。

8)5月5日 米国際貿易委員会(ITC)は日本製鉄鋼に制裁関税確定

9)5月12日 米上院は通商代表部(USTR)の代表にライトハイザー氏を承認

10)5月13日 中国との貿易問題で米国は、この夏に牛肉の輸入を解禁することなど、10項目で合意したと発表。

関連記事 日本に厳しく中国に甘い 米商務長官「声明」の真意


中国に対して米国は北朝鮮問題での最大の功労者で協力者と考えている。

その上で米国製品を輸入し貿易不均衡を是正する約束もしている。


現在、地球上で経済力を誇示し他国を言いなりにできるのは中国。

日本が保護主義政策対抗措置としてASEANに4兆円の金融支援政策を取ったところで中国の一帯一路参加国への融資20兆円前後(今後も増やすだろう)に比べれば見劣りするのは否めない。
(日本の政策は対象国の通貨価値が下がった時の救済措置だが中国の方は経済協力する相手に支援する金額である。 一帯一路関連以外に中国はサウジアラビアに対し7兆円以上の融資も決めている)

日本も米国に仕掛けられてからアクションを起こすのでなく兆円単位で貿易不均衡を是正する提案をしなければ米国から制裁を受け続けるだろう。

米国は北朝鮮に制裁すると言いつつ優先して制裁しているのは日本なのである。


追申
日本の政治家は相手が言わないからと言って安心しているとは情けない。

安倍が巡航ミサイル トマホークを導入する事を提案するとしているが何年先の話しか分からない。
(早急な米国へのプレゼントにはならない。)

マンガ好き太郎も相手が言わないからと言って何も聞かないとは思慮に欠ける。

ロス長官が何も言わなかった日に日本への反ダンピング関税を決めているのだ。

「言わなかっただけで何もやらないとも言っていない」事を理解しなければ米国だけでなく他の国との交渉も上手く行くわけがない。
[個人的な意見です]

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック